ロシア軍、自爆型無人機でウクライナを攻撃 ウクライナは53機を撃墜
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、15日から16日にかけての夜間、同国を再び自爆型無人機で攻撃した。ウクライナ防空戦力は、これを53機撃墜した。
ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表によれば、空軍のレーダー部隊は9月15日8時から16日6時の間に、ロシア領クルスクとエイスクから発射された56機の自爆型無人機を発見、追跡したという。
主な攻撃先は、キーウ州。迎撃は、空軍の航空機、地対空ミサイル部隊、電子戦部隊、機動射撃班が担当したと書かれている。
迎撃戦の結果、53機の無人機を撃墜。迎撃は、キーウ州、チェルカーシ州、ヴィンニツャ州、ポルタヴァ州、スーミ州、ザポリッジャ州、キロヴォフラード州、ミコライウ州、ドニプロペトロウシク州、チェルカーシ州で行われたとのこと。
また、他3機の無人機は、複数地点で消失したという。
暫定情報では、犠牲者・破壊ともに発生していないと書かれている。
キーウ市のポプコ軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、16日未明、キーウ周辺の上空にて、敵が発射した約20機の自爆型無人機が撃墜されたと報告した。
ポプコ氏は、「9月上旬だけで8回目となるロシア占領軍によるキーウへの空撃だ! これまでの攻撃と同様、敵は『シャヘド』タイプの自爆型無人機を使用。しかし、これまでの攻撃と違い、今回は大規模だった」と伝えた。
同氏はまた、キーウでの空襲警報は未明2時頃に発令され、約3時間継続したと指摘した。
そして同氏は、「ロシアの自爆型無人機は、複数の方角から複数のグループでキーウへ向かってきた。防空戦力・機材は、首都周辺の上空で約20機の敵無人機を撃墜した」と伝えた。
キーウには、暫定情報で、犠牲者・破壊ともに出ていないとのこと。