第三次世界大戦は2024年に始まった=ザルジュニー駐英ウクライナ大使

ウクライナ軍前総司令官であるザルジュニー駐英ウクライナ大使は、ロシアの同盟国が対ウクライナ戦争に直接関与したことを受けて、第三次世界大戦は始まったとみなすことができるとの見方を示した。

ザルジュニー大使がニュースサイト「ウクラインシカ・プラウダ」の行事でのスピーチの際に発言した

ザルジュニー氏は、「2024年に第三次世界大戦が始まったと全くもって確実にみなすことができると思っている。なぜなら、2024年にウクライナの前に立っているのはもうロシアだけではないからだ。ウクライナの前には北朝鮮からの兵士が立っている。正直に言おうではないか。ウクライナにはもう、大っぴらに、恥ずかしげもなく、イランの『シャヘド』が民間人を殺している。ウクライナへはもう北朝鮮製のミサイルが飛んできているし、彼らはそのことをオープンに話している。ウクライナでは中国の砲弾が破裂しており、ロシアのミサイルの中には中国の部品が使われている」と発言した。

同氏はまた、軍人の大半は、前述の要因により、世界大戦は始まっており、世界はそれに向けた準備をせねばならないと述べるだけの根拠があるとの見方に同意していると指摘した。

そして同氏は、「長らく予期されていたことがもう始まっている。しかし、私が言いたいことは、神が今正しい結論を出すためのチャンスを、ウクライナにだけでなく、世界に対して与えてくれたということだ。全てのことをまだここで、ウクライナ領内で止めることができる。しかし、なぜから私たちのパートナーたちはそのことを理解したがらない。ウクライナにすでに多過ぎる敵がいるのは明白だ。ウクライナは、技術をあてにすることで生き延びるだろうが、しかし、この戦いで自力で勝利できるかどうかはわからない。そのため、私は、世界大戦が始まったと思っているのだ。ようこそ」と発言した。

写真:ザルジュニー駐英大使(フェイスブック)