ロシア軍、弾道ミサイルでキーウを攻撃 死者1名、負傷者4名

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、12日未明に同国首都キーウに対して弾道ミサイルでの攻撃を行った。現時点までに、同市オボロンシキー地区で死者が1名、負傷者が児童1名を含む4名出たことが判明している。

国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルで伝えた

2月12日のキーウへのミサイル攻撃の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム

部分的に破壊され、火災が生じたオフィスビルでは、救助隊が鎮火した。

また警察は、撃墜されたミサイルの破片がホロシーウシキー地区、スヴャトシンシキー地区、オボロンシキー地区に落下したと伝えた。

加えて、ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルで、11日夜から12日朝にかけて、ロシア軍が発射した弾道ミサイル「イスカンデルM」6弾と無人機71機を撃墜したと報告した

ロシア軍は、弾道ミサイル「イスカンデルM」(「S400」で発射される地上発射型誘導ミサイル)をブリャンスク州から6弾、一時的占領下クリミアから1弾、キーウとクリヴィー・リフに対して発射したという。

その他ロシア軍は、自爆型無人機や自爆型に似せた模倣機を123機、ミレロヴォ、オリョール、ブリャンスク、クルスク、プリモルスコ=アフタルスクから発射したと報告されている。

12日8時30分の時点で、ウクライナ側は、「イスカンデルM」を6弾、無人機を71機撃墜。迎撃戦は、ハルキウ州、ポルタヴァ州、スーミ州、キーウ州(編集注:キーウ市を含むと思われる)、チェルカーシ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州、ジトーミル州、ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、ミコライウ州で行われたとのこと。

さらに40機の無人機は飛翔中に消失し、これらの被害は出ていないという。敵の攻撃で、キーウ州(編集注:キーウを含むと思われる)、ドニプロペトロウシク州(クリヴィー・リフ)、スーミ州、ポルタヴァ州、チェルニヒウ州で被害が出たと書かれている。