リヴィウの著名活動家が不明人物に銃撃され死亡

19日、ウクライナ西部リヴィウにて、著名活動家・ウクライナ語専門家・元最高会議議員のイリーナ・ファリオン氏が不明の人物に銃撃され、その後病院で死亡した。

サドヴィー・リヴィウ市長がテレグラム・チャンネルで報告した

サドヴィー氏は、「災難だ。イリーナ・ファリオンが病院で亡くなったことが判明した。医療関係者はあらゆる手を尽くしたが、負傷は命を奪った。リヴィウのコミュニティは、親族と彼女を知り、愛した人々に心からの哀悼の意を表す。これはとても恐ろしく、ひどいことだ」と書き込んだ。

リヴィウ第一病院のナターリヤ・マトリネツ麻酔科長もウクルインフォルムの記者にファリオン氏の死を認めた。

マトリネツ氏は、「残念ながら、医療関係者はあらゆる努力を尽くし、あらゆる蘇生措置を施したが、イリーナ・ファリオンの命は救えなかった。患者は亡くなった。彼女は、脳を貫通する銃創を負い、重体状態で私たちのところに搬送されてきた。すぐに蘇生に取り掛かり、手術が行われ、さらなり治療のために蘇生科に移動させられていた。しかし、患者の命は耐え切らなかった。残念ながら、その状況で医療は無力となってしまった」と発言した。

ゼレンシキー宇大統領は20日、テレグラム・チャンネルにて、クリメンコ内務相とマリュク保安庁(SBU)長官からファリオン元最高会議議員の殺人捜査に関する報告を受けたと報告した

ゼレンシキー氏は、「朝からイリーナ・ファリオン殺害捜査につきすでにクリメンコ内務相とマリュクSBU長官の2つの報告があった。あらゆるアクセス可能な監視カメラの作業が行われ、目撃者への聞き取りが続き、複数地区の調査が行われている。ロシアに繋がるものも含め、あらゆる可能性が分析されている」と発言した。

同氏はまた、犯人捜索のために警察とSBUのあらゆる必要な力が投入されており、内務相、検事副総長、警察長官、SBU長官が現場であるリヴィウにいると伝えた。

さらに同氏は、「捜査を支援してくれている全ての人に感謝する。イリーナ・ファリオン氏の遺族、近親者に哀悼を伝える」と書き込んだ。