活動家殺害の容疑者、ウクライナ南部ドニプロで拘束
ウクライナ南部ドニプロにて、著名活動家・ウクライナ語専門家・元最高会議議員のイリーナ・ファリオン氏の殺害の容疑者が拘束された。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「先ほどクリメンコ内務相が、ドニプロにてイリーナ・ファリオン殺害を実行した容疑者を拘束したと報告した」とし、「拘束作戦は非常に困難だった。過去数日、殺人解明のために国家警察、保安庁、その他の機関の数百人の専門家が活動していた」と伝えた。
そして同氏は、「18歳の青年が拘束された。必要な捜査、検証が続いている」と書き込んだ。
クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、拘束の詳細について報告した。
クリメンコ氏は、「拘束された人物が言語専門家を銃撃したと主張できる十分な証拠がある」とし、139時間大型専門家チームが、不断の活動を行い、容疑者を突き止め、特定したと書き込んだ。
そして同氏は、「写真を得た時点で、時間の問題だった。動画監視スマートカメラが彼をあらゆるところで捉えていたのだ。容疑者の特定と拘束は、骨の折れる作業で、一切の失敗を許さない最高の専門性、忍耐、規律を要した。チーム全体に感謝する」と発言した。
同氏は、拘束したのは18歳の男性でドニプロ市民だと伝えた。
さらに同氏は、「犯罪準備の際に、彼は、リヴィウに少なくとも3つのアパートを借りていた。今、被拘束者は警察の手中だ。全ての詳細を知ることが重要である。現時点で、捜査班は、銃撃者は実行犯に過ぎないとの意見に傾いている。更なる情報は後ほど。作業を完遂する」と書き込んだ。
これに先立ち、19日、ウクライナ西部リヴィウにて、著名活動家・ウクライナ語専門家・元最高会議議員のイリーナ・ファリオン氏が不明の人物に銃撃され、その後病院で死亡していた。