タラン国防相、倉井日本大使と会談 宇日防衛分野の繋がり強化を指摘

24日、アンドリー・タラン国防相は、近く離任する倉井高志駐ウクライナ日本大使と会談した。

ウクライナ国防省広報室が伝えた

発表によれば、タラン国防相は、日本に対して、一部がロシアに占領されているドネツィク・ルハンシク両州への多くの人道支援プロジェクトの実現に謝意を伝えた。

さらにタラン氏は、「経済、人道、文化分野の伝統的協力の話だけではなく、安全保障・国防分野の二国間の繋がりの発展・強化もだ」と述べ、2018年に東京で両国防衛当局が署名した「防衛協力・交流に関する覚書」の一環での日本との協力の重要性を指摘し、以降、両国関係は強まり続けていると発言した。

両者は、国際安全保障環境の複数の問題について協議し、地域・世界の安全保障にとっての現存する、あるいは潜在的な脅威と挑戦について意見を交換した。また、防衛分野におけるウクライナ日本協力の今後の方向性についても言及した。

タラン国防相は、倉井大使の防衛分野における二国間協力の発展への特別な貢献、ウクライナ軍の発展・改革プロセスへの効果的な外交サポートに謝意を伝え、大使に国防省名誉勲章を授与した。

なお、8月27日の日本政府の閣議にて、新駐ウクライナ日本大使に松田邦紀パキスタン大使を充てる人事が決まっている。