キーウ郊外でトルコ無人機製造へ ウクライナ国防省とバイカル社が覚書署名

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29日、ウクライナ国防省とトルコの無人機製造企業バイカル・サヴンマ社が協力覚書に署名した。

署名は、ゼレンシキー大統領の出席の下で行われた。同覚書は、無人機関連サービス、修理、近代化を目的とした共同訓練・製造センターの建設、バイカル社無人機利用に関連する人員の訓練実施を定めた内容となっている。ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、覚書署名後に「私たちは、この瞬間を非常に長い間待っていた。これは私たちにとって重要な出来事だ」と強調した。

ゼレンシキー大統領はまた、同プロジェクト実現支援につき、エルドアン・トルコ大統領にウクライナ国民を代表して「これは、ウクライナの主権と独立への真のサポートだ」と謝意を表明した。

同覚書によれば、バイカル社がキーウ(キエフ)州ヴァシリキウ市近くのウクライナ国防省所有の土地に、同社無人機のサービス・修理・近代化センターを建設する。同センターではまた、同無人機を扱う人員の訓練・育成も行われる。また、予定では、その後ウクライナ国内に同様のセンターが複数建設されるという。

国防省は、次の段階は、ウクライナとトルコによる無人機の共同製造となると指摘した。バイカル社は、ウクライナの専門家が勤務する無人機製造工場をウクライナ国内に建設するために投資を行う予定とのこと。

写真:大統領府