EU、ウクライナでの軍訓練ミッション設立を検討=独報道

欧州連合(EU)は、ウクライナに軍諮問・訓練ミッションを設立することを検討している。

3日、独テレビ局WELTが報じた

報道には、ウクライナとロシアの緊張が長期化していることから、EUは、ウクライナの将校の訓練を目的とした独立軍事訓練ミッション「EU・ウクライナ軍事諮問・訓練ミッション(EUATM)」設置の可能性を検討していると書かれている。EUの欧州対外行動庁が、本件につき、内部の作業文書にて記しているという。

その他、2014年以降活動している、民間治安分野の改革を目的とした諮問ミッション(EUATウクライナ)の拡大も検討されているという。

また、今年の7月末、ウクライナの外相と国防相がボレルEU上級代表に対して、EU傘下の軍事訓練ミッションに関する請願を行っていたと報じられた。その際、今年の春にロシアがウクライナとの国境に軍を集結させたことが今回の要求の重要な要因として挙げられていたという。

同ミッション創設案は、バルト3国、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スウェーデン、フィンランドが支持しているとのこと。