ウクライナ、ベラルーシとの国境付近の警備を8500人増員

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ウクライナは、ベラルーシとの国境の防衛を目的に、国境警備隊、国家警護隊、警察の人員を8500人増員する。

モナスティルシキー内務相がヴォリーニ州訪問時に発言した。11日、内務省広報室が伝えた

モナスティルシキー氏は、「私たちは、国境警備部隊を、国家警察、国家警護隊の勢力で増強している。追加的に、約8500人の軍人、警察官を投入する。それにより、3000人の国境警備隊軍人、3500人の国家警護隊隊員、2000人の警察官からなる強力な部隊が編成される。内務省の航空機も見回りを行う。特に、ヘリコプター15機が、機動を確保し、必要に応じて人員を国境へ移動させる」と発言した。

同氏は、これにより違法移民を抑制できるだろうが、同時に、問題の包括的解決には、理想的で現代的な国境設備の建設が必要だと発言した。

デイネホ国境警備庁長官は、現在、ウクライナの国境にはベラルーシ国境側からの脅威はなく、状況は安定しており、コントロール下にあると伝えた。同時に、同長官は、「ただし、同庁は、国家警察、国家警護隊とともに、あらゆるあり得るシナリオに向けた準備をしている」とも発言した。

写真:内務省