ゼレンシキー大統領、英国防相と海軍艦隊やノルド・ストリーム2につき協議
ゼレンシキー大統領は16日、キーウ(キエフ)を訪問した英国のベン・ウォレス国防相と会談した。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ウォレス国防相に対して、英国によるウクライナの国際的に認められた国境内での独立と領土一体性への揺るがない支持につき謝意を伝えた。大統領は、ウクライナ海軍艦隊能力発展サポートを目的とする公的融資に関する2国間枠組み協定の(先週の)署名を歓迎した。
大統領は、「英国は、ウクライナ海軍艦隊建造問題における重要なパートナーとなった。私は、同協定の一環で予定されている将来の安全保障プロジェクトが効果的に実現されることを期待している」と強調した。
また大統領は、黒海・アゾフ海地域におけるウクライナが対峙する挑戦について報告した。
両者は、地域の安全な航行体制を回復するために不可欠な国際的行動につき意見交換を行った他、安全保障・防衛分野における二国間協力の更なる深化の重要性を指摘した。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナのNATO完全加盟願望を実現するためには一貫した行動が必要だと強調した。
また大統領は、ウクライナは、東部の平和達成と主権・領土一体性回復のためにあらゆる協議フォーマットの活動を活発化させようとしていると発言した。
大統領はさらに、最近のジョンソン英首相や英外務相による、「ノルド・ストリーム2」プロジェクトへの対抗の文脈でのウクライナへの支持を強調した発言について指摘した(編集注:ジョンソン英首相は15日、欧州諸国は、ロシア産天然ガスへの依存かウクライナの防衛かの間で、選択しなければならなくなると発言している)。
写真:大統領府