OSCE監視団、1月4日のウクライナ東部の停戦違反を57件確認
東部情勢
欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、1月3日19時30分から1月4日19時30分までの24時間、ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一部地域にて、計57回の停戦違反を確認した。
1月5日付SMM日報第2/2022に書かれている。
日報の停戦違反確認件数を示した棒グラフを見ると、今回の観測期間は、過去30日間や2020年の平均停戦違反確認件数(300件以上)より著しく低いことがわかる。
また、SMMは、ドネツィク州では、54件の停戦違反を確認したとあり、全ての違反は、シローキネからきたとタラキウカから北東にて確認されたと伝えた。
ルハンシク州で確認された違反は3件、いずれもゾロテーの兵力等引き離し地点から西にて確認されたという。
これに先立ち、昨年12月22日、ロシア・ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなり、ロシア武装集団代表者もロシアに招待される、三者コンタクト・グループ(TCG)の会合にて、紛争当事者間で停戦回復が必要であるとする共通理解が達成されていた。
写真:SMM