ウクライナ東部ルハンシク州の政府管理地域の幼稚園に砲撃 ゼレンシキー大統領「大きな挑発」

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17日、ウクライナ東部ルハンシク州スタニツャ・ルハンシカの幼稚園が、ロシア占領軍からの砲撃を受けて破損した。ゼレンシキー宇大統領は、「大きな挑発だ」とコメント。他方で、ロシア占領政権「報道機関」は、ウクライナ軍が砲撃したものだと非難した。

ゼレンシキー大統領は、同砲撃につきツイッター・アカウントにコメントした

ゼレンシキー氏は、「親露精力によるスタニツャ・ルハンシカの幼稚園への砲撃は、大きな挑発だ」とコメントした。

また、同氏は、外交官と欧州安全保障協力機構(OSCE)がウクライナに残りることが重要だとし、彼ら(編集注:OSCE特別監視団)の監視活動が追加的な抑止になっていることを指摘した。同氏は、「私たちは、全ての停戦違反を記録する効果的なメカニズムを必要としている」と強調した。

その他、ウクライナ軍傘下でルハンシク州情勢の緊急報告を行うグループ「北」は、フェイスブック・アカウントにて、同砲撃にて、「2月17日朝9時ごろ、違法武装集団は、自らの行動の残酷さと冷笑性をもって、信じられないことを行った。占領者たちは、重火器にて、スタニツャ・ルハンシカの幼稚園を砲撃した」と報告した

報告によれば、ロシア占領軍の同砲撃により、幼稚園職員3名が負傷。砲撃発生時には同施設には、児童20名、職員18名がいたが、彼らは退避したという。

同時に、同報告では、ルハンシク州一部地域(CALR)の「報道機関」がロシア占領軍の破壊した幼稚園の写真や動画を拡散しながら、ウクライナ軍を非難していると説明されている。

同グループは、「もう一度注意勧告する。未確認情報源の情報は信じてはいけない」と強調している。

また、民間調査グループ「ベリングキャット」の創設者であるエリオット・ヒギンス氏は、ツイッター・アカウントにて、インターネット上の画像から同砲撃の発射地点、角度、着弾地点を検証している