「私たちは弱い国ではない。ウクライナはNATOを強くし得た」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、同国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟していたら、NATOは今よりはるかに強くなることができたであろうとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が米FOXニュースへのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちにとって、NATOについて話すのは困難だ。なぜなら、NATOが私たちを受け入れたがっていないからだ。私は、それは過ちだと思っている。なぜなら、私たちがNATOに加われば、私たちはNATOをはるかに強くすることができるからだ。私たちは弱い国家ではない。私たちは、NATOをあてにして私たちを強くすることを提案しているのではない。私たちは、追加であり、蒸気機関なのだ。私は、私たちは欧州大陸における重要な要素の一つだと思っている」と発言した。

同時に同氏は、現在米国はウクライナの安全保証に関する合意に加わるという提案を審議していると発言した。

また同氏は、プーチン露大統領は欧州にて侵略を継続しており、今彼を止めなければ、ウクライナの外でも、彼は欲しいものを得るだろうと指摘した。同氏は、「あなた方が彼に与えれば与えるほど、彼の食欲は伸長していく」と発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。

写真:大統領府