第2回ウクライナ防衛支援会合開催 40か国以上参加
オースティン米国防長官は23日、第2回となる、40か国以上の各防衛相が参加するウクライナ防衛支援会合を開催した。
今回の会合はオンラインで開催された。米CNNが報じた。
報道によれば、オースティン国防長官は、1か月前のドイツ領ラムシュタイン米空軍基地での第1回会合からの時点から、現在までに達成された進展を報告し、またオーストラリア、カナダ、英国がウクライナへの軍事機材を供与したと伝えた。
具体的には、オーストラリアとカナダが先月榴弾砲M777の供与を約束していたところ、4週間で予定していた全ての榴弾砲をウクライナに届けたという。また、英国は、ミサイル「ブリムストーン」と新たな短距離防空システムを提供。その他の国がウクライナ軍への重要な訓練の実施に加わったとし、これらの努力が「現在状況を確かに変えている」と指摘された。
また、オンライン会合には、ウクライナからはレズニコウ国防相と軍の副司令官と情報総局代表者が出席した。
さらに、今回会合には、新たにオーストリア、ボスニアヘルツェゴビナ、コロンビア、アイルランド、コソボが参加した。
米国防省は、今回の会合は3つのセッションに分けられていたとし、1つ目は戦局情報のアップデートが行われ、2つ目はウクライナへの武器供与協議、3つ目はウクライナの優先的需要を満たす上での加盟国の能力と調整に焦点が当てられたという。
これに先立ち、4月26日、独ラムシュタイン米空軍基地にて、米国主導により、約40か国の国防関係者が参加するウクライナ軍事支援会合が開催されていた。その際に、同会合は、毎月開催することで合意されていた。