米国、ウクライナに4億ドル相当の追加高機動ロケットシステム等提供を発表
バイデン米大統領は8日、ウクライナへの約4億ドル相当の追加軍事支援パッケージに署名した。同支援には、追加の高機動ロケットシステム「ハイマース」や高性能弾薬の提供が含まれる。
米国防省代表者が記者団に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
国防省代表者は、「これがウクライナに具体的な対象物を精確に攻撃することを確実なものとし、弾薬を節約し、精確さによりより良い効率を生み出す。つまりこれは、ドンバスにおけるウクライナの戦いにおけるウクライナへの私たちの支援の進化である」と発言した。
同氏は、新しい支援パッケージには、追加の4台のハイマースと同システム用の弾薬、155ミリ口径榴弾砲用の砲弾1000弾、とりわけ高精度のものが含まれるという。これにより、ウクライナ軍の所有するハイマースの台数はこれまで提供されたものと合わせて12台となる。
さらに、戦術輸送車両、爆破用弾薬、対砲兵システム、予備部品などが含まれるとのこと。
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、同発表を受けて、ツイッター・アカウントにて謝意を表明した。
ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領と米国民に、ロシア連邦侵略対抗における効果的なウクライナ・サポートにつき心から感謝している。さらなるハイマースと155ミリ口径砲弾は、私たちが第一に必要としているものだ。正にこれらが敵に圧力をかけるのに役立つ。米国の主導的サポートを評価している。ともに勝利へ向かっている!」と書き込んだ。