ドイツは今後もウクライナに武器を提供していく=独大使
フェルドゥーセン駐ウクライナ・ドイツ大使は、ドイツ政府はウクライナに対して武器提供を続けるとし、ドイツは本件に積極的に取り組んでいるし、ウクライナ側と武器の必要について協議をしていると発言した。
フェルドゥーセン独大使がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
フェルドゥーセン氏は、「私は、私の国は、これまでもこれからもウクライナの最も理想的なパートナーであると思っている。私たちは、2014年以降、武器提供以外のあらゆる分野において支援を行ってきたが、現在は武器提供も行っている。私は、このインタビュー前に、私たちがすでに提供した武器、今後提供していく武器のリストを見直したが、それは、2月24日以前、私たちが、原則的にそれは決して行わないと述べてきたことを思い出せば、印象的なものである」と発言した。
同氏はまた、ドイツの武器提供速度と両国間の対話に対するウクライナの人々の失望を理解していると述べた。同氏は、「時々、それには私も失望させられている。しかし、事実を見れば、私たちは今、その他の国と同様、ウクライナを助ける現代的武器を供給しているのである。(中略)昨日私は、パンツァーハウビッツェ(155ミリ後継自走榴弾砲PzH2000)を使って活動しているウクライナのチームの動画を目にした。彼らは、ロシア人はもはや彼らの地点に以前ほどに近付こうとしていないと述べていた。それは、小さな成果であり、今後もそのような成果のために仕事をすべきなのだ」と発言した。
また、ウクライナへの武器提供へのドイツ社会の支持が若干低下したことが世論調査で確認されていることについては、フェルドゥーセン氏は、そこには大きな注意は向ける必要はないと述べ、「それら(世論調査)は、ある日の社会の気分を反映させているものであり、それは次の日には変わり得るものだ。ドイツ政府が今後もウクライナに武器を提供していくことが事実である。私たちは、それについて非常に活発に考えており、私たちのウクライナ側パートナーと武器の必要について協議している」と強調した。