ウクライナ国防相、最近の米国からの軍事支援への大きな満足を表明
ウクライナのレズニコウ国防相は、同省は米国による最近の10億ドル(約1350億円)の対ウクライナ軍事支援パッケージに非常に満足していると発言した。
レズニコウ国防相が「アメリカの声」記者の質問に答える形で発言した。
レズニコウ氏は、米国の新しい支援パッケージに非常に満足しているとし、なぜなら大量の155ミリ口径火砲の砲弾や高機動ロケットシステム「ハイマース」のミサイルが含まれているからだと説明した。
さらに、同氏は、「そこには、ウクライナ軍がロシアのレーダーを破壊することを可能にする対レーダーミサイルもあり、それによりレーダーの『目潰し』ができる。それは、彼らの防空システムを弱めることになり、結果、私たちはこれまでより堂々と行動できるようになる。そして他のものもある。そのため、私たちは非常に満足している。それは真剣な支援だ」と発言した。
同時に同氏は、戦時下では、何かが「充足」することは決してなく、常により多くのものが必要となるものであるとし、ウクライナは米国の支援が継続されることを期待していると発言した。
また同氏は、「そして、もう一度繰り返す。私は、ATACMSミサイル(編集注:ハイマースなどから発射できる射程300キロメートルのミサイル)についての政治決定が下されることを期待している。ハイマースがすでに戦場の様相を決定的に変えたのと同様、ATACMSもまた、戦場にて、ウクライナと文明世界に有利な形で非常に多くのことを追加的に生み出すものだ」と発言した。
これに先立ち、8月8日、バイデン米大統領は、米国による総額10億ドルの対ウクライナ軍事支援パッケージを発表していた。
写真:大統領府