ウクライナの「無人機軍」 3か月で986機の無人機購入 一部はすでに前線へ
ウクライナのデジタル移行省は、軍参謀本部と国家特殊通信庁とともに、「無人機(ドローン)軍」プロジェクトの一環で、過去3か月間で総額19億フリヴニャ、計986機の無人機をウクライナ軍のために購入した。
デジタル移行省がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、「参謀本部と国家特殊通信庁と共同で、私たちは、総額19億フリヴニャ、986機の無人機を購入することに合意した。それは現代的で高度技術、攻撃型でAI搭載、赤外線カメラ内臓の以下の無人機だ。UkrJet、Skyeton、フライアイ3.0、ウォーメイト3.0、ペンギンC-MIL Mk2UAS、SKIF、Flirt Cetus、DJI Matrice RTK 300、Autel evo 2。一部はすでに前線にある。残りもすぐ発送される」と書かれている。
同省はまた、「無人機軍」プロジェクトの一環では、無人機操縦士の訓練も行われているとし、現時点で17の学校が協力合意を締結しており、すでに1000人以上の軍人がトレーニングを終えたと伝えた。
なお、「無人機軍」プロジェクトは、ウクライナ軍参謀本部とデジタル移行省が共同で始めたプロジェクト。同プロジェクトは、包括的な内容となっており、無人機の体系的な購入、修理、専門家育成を実現する内容。7月1日に開始されている。
無人機軍の宣伝動画 動画:フェードロウ副首相兼デジタル移行相(ツイッター)