米国、7億2500万ドルの対ウクライナ追加軍事支援発表
バイデン米大統領は14日、ウクライナに対する総額7億2500万ドル(1078億円)の追加軍事支援パッケージの供与を定めた大統領令に署名した。
ホワイトハウスが公表した。
発表には、バイデン米大統領が、外国支援法に従い、ウクライナへ総額7億2500万ドルの防衛品と国防省のサービスを提供する権限をブリンケン米国務長官に対して付与する大統領令に署名したと書かれている。
これを受けて、ゼレンシキー宇大統領は15日、ツイッター・アカウントに感謝のメッセージを掲載した。
ゼレンシキー氏は、「7億2500万ドルのあさらなる安全保障支援パッケージの提供につき、バイデン米大統領と米国民に心から感謝している。私たちは、とりわけハイマースや火砲のとても必要な砲弾を受け取る。ウクライナ防衛者の日の素晴らしいプレゼントだ! ロシア侵略者は負け、ウクライナは自由になる!」と書き込んだ。
その他、米国防省広報室は14日、今回の支援の内訳を公表した。
同発表によれば、今回決定された支援パッケージに加わるのは以下のものとなる。
・高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬
・155ミリ口径榴弾砲用砲弾2万3000弾
・155ミリ口径榴弾砲用精密誘導式砲弾500弾
・155ミリ口径遠隔対装甲地雷(RAAM)システム砲弾5000弾
・対戦車兵器5000個
・対レーダーミサイル「ハーム」(HARMs)
・高機動多用途装輪車両「ハンヴィー」(HMMWV)200台以上
・小火器及び200万発以上の小火器用弾薬
・医療品
なお、米国は、10月4日にも総額6億2500万ドルの対ウクライナ安全保障・防衛支援パッケージを発表していた。
写真:バイデン米大統領(ツイッター)