EU、5億ユーロの対ウクライナ軍事支援拠出を発表
EUは17日、ウクライナに対して、軍の強靭性向上を目的に、5億ユーロのトランシュを提供することを確定した。
EU理事会の17日付プレスリリースに書かれている。
発表にて、ボレルEU上級代表は、「EU加盟国による5億ユーロの追加出動は、エスカレートする違法な侵略から国を守るウクライナ軍への支援を私たちが堅持していることのさらなる証拠である。ロシアの最近のウクライナ市民と民間インフラに対する無差別攻撃は、ロシアが人権と国際法を完全に軽視していることのもう1つの証左である。EUは、必要なだけウクライナを支持し続ける」と発言した。
これにより、EUの基金「欧州平和ファシリティ(EPF)」の枠組みでのウクライナへの支援総額は31億ユーロに達することになるという。
同支援額は、ウクライナ政府の定める現在の優先課題に合致するものだと書かれている。
さらに発表には、「その観点から、今回の支援措置は防衛目的の致死性能力をもたらすよう設計された軍装備のための4億9000万ユーロと、個人防護品、緊急医薬品、燃料のような装備・物資の提供を穴埋めする目的の1000万ユーロとで構成されている。加えて、両支援措置は、EPFのもとでEU加盟国がウクライナにすでに提供した軍装備の保守・修理も提供することを可能にするものである」と説明されている。