西側戦闘機の操縦訓練を受けさせる操縦士の準備はすでにできている=ウクライナ空軍
ウクライナ空軍は、西側の戦闘機の操縦訓練実施の機会が生じた際に、同訓練を受ける数十人の操縦士はすでに選出済みだと伝えた。
イフナト空軍報道官が発言した。30日、国防省傘下メディア「アルミヤインフォルム」が報じた。
イフナト氏は、ウクライナへの西側タイプの戦闘機提供は非常に喫緊なものだと発言し、提供されるのはもしかしたらF15やF16かもしれないと補足した。また同氏は、ウクライナ側には、訓練のために「明日にでも出発する準備のある」操縦士のグループがいると発言しつつ、現在は、西側パートナー国がどの航空機をウクライナに提供できるかを最終的に決める時だと指摘した。
また同氏は、「残念ながら、現在の航空機、ミグやスホイはソ連型のものであり、ウクライナを強力な巡航ミサイルにて攻撃してきている占領国によってもたされている軍事的脅威に対応していない。そのような提供を加速すべく、軍・政治首脳陣と外交官が、あらゆる方面で活動している」と発言した。
これに先立ち、5月7日、ウクライナのレズニコウ国防省は、西側の最新兵器・機材がウクライナに提供される前からウクライナ軍人がそれらの訓練を受けていることもあるとし、将来には操縦士の戦闘機操縦の訓練も行われるように、現在協議を行っていると発言していた。
写真:国防省