英国、ウクライナへミサイル「ブリムストーン2」を提供へ=報道
英国空軍は、ウクライナへレーザー誘導ミサイル「ブリムストーン2」を提供する。同ミサイルは、すでにウクライナ軍に提供されていた「ブリムストーン」よりも射程の長いものである。
英テレグラフ紙が報じた。
報道によれば、1弾あたり17万5000ポンドの同ミサイルは、レーザー誘導で目標物を攻撃することのできるものであり、地上部隊、航空機、輸送車から攻撃が可能であり、またレーダーを使うことであらかじめプログラムされたリストから、自ら指定した目標を洗濯することも可能だという。
このシステムにより、ミサイルは戦場をスキャンし、最も適切な攻撃対象を選択することを可能とし、その際、民間輸送車や重要度の低い軍事機材を選別することができるのだという。これは、民間人の巻き添え被害を減らす観点から重要だと指摘されている。
ミサイル「ブリムストーン」の初期型は、2005年に英国空軍の装備に加えられたという。2008年にレーザー誘導が導入され、2016年には新型の「ブリムストーン2」が英国空軍の装備に入ったと説明されている。
同ミサイルは、主に、移動中の輸送車を含む、地上目標物の攻撃のために開発されたものだという。