軍事支援は将来のロシアとの協議でのウクライナの立場を強めるため=カナダ外相
カナダのジョリー外相は29日、国際社会は、ウクライナに軍事・その他支援を提供することで、将来のロシアとの協議の際のウクライナの立場を強めているのだと発言した。
ジョリー加外相の発言をガーディアン紙が報じた。
ジョリー氏は、「ロシアは協議テーブルに全く向かっていない。そのため、私たちの目的は今のところ、軍事支援提供、インテリジェンス共有、財政サポートを通じて戦場でのウクライナの立場を強化することだ。私たちは、そのように行動することで、ウクライナの協議テーブルでの立場を強めている。結果として、外交的解決が生じるのだ」と発言した。
同氏はまた、NATOはこの困難な冬に、ウクライナを支持する準備が断固とした準備があるとしつつ、ロシアによるウクライナの重要インフラへの攻撃はその立場を強めるだけだと指摘した。
なお、29日、ブカレストにて2日間のNATO外相級会合が始まった。クレーバ宇外相も同会合に招待されている。