ウクライナはイランにロシアへの武器供与の悪影響を警告している=クレーバ宇外相
ウクライナのクレーバ外相は6日、ウクライナは現在イランとロシアの軍事技術協力上の行動を注意深く追っており、その協力が続くのであれば速やかに対応行動を取ると発言した。
クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ氏は、「私たちは、現在ロシアとの軍事技術協力問題におけるイランの行動1つ1つを注意深く追っている。全ての合理的な根拠からして、その協力は速やかに終わらねばならない。しかし、テヘランにてどのような最終的な決定が採択されるかは、私たちは今後目にすることになり、すぐに対応する行動を取っていく」と発言した。
同氏はまた、ウクライナは「あらゆる前線でイラン問題の作業をしている」と述べ、イラン側に対して、ロシアへの武器供与がもたらす潜在的悪影響について警告もしたと伝えた。
さらに同氏は、「私たちの彼らへのシグナルは非常に明確だ。第一に、あなた方は、止まるか、あるいは最も重たい包括的悪影響に自らを晒すかだ、というものだ。第二に、ロシアとの無人機やその他武器の供与協力からあなた方がどんなメリットを受け取ろうが、あなた方にとっての悪影響はどのようなメリットも凌駕する、というものだ」と説明した。
その他同日、イフナト・ウクライナ空軍司令部報道官は、メディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に、「すでに3週間、彼ら(編集注:ロシア軍)はそれら(編集注:自爆型無人機シャヘド)を使っていない。今のところ、イランが彼らにさらにその武器を提供するという情報はない」と発言した。
また、イフナト氏は、おそらくロシアが入手したシャヘドの最初の一式はすでに使い切ったのだろうと述べた。同時に同氏は、天候条件も影響し得ると述べ、天候はあらゆるタイプの航空機に影響を与えるものだとも発言した。