ポーランド、ドイツによる防空システム「パトリオット」をウクライナに提供しない決定に失望表明

ポーランドのブワシュチャク国防相は6日、ドイツ政府がウクライナに対いて防空システム「パトリオット」を提供しない決定を採択したことにつき失望を表明した。

ブワシュチャク国防相がツイッター・アカウントに書き込んだ

ブワシュチャク氏は、「独国防相との対話のあと、私は、ウクライナ支持を拒否する(編集注:ドイツの)決定を失望とともに受け入れた。パトリオットのウクライナ西部への展開は、ポーランド人とウクライナ人の安全を強化し得た」と書き込んだ。

さらに同氏は、同決定に関連して、ポーランドは、ドイツとの間で同システムをポーランド領に展開し、ポーランドの軍管理システムへと加える実務協議に移行していると伝えた。

これに先立ち、11月23日、ブワシュチャク・ポーランド国防相がドイツがポーランドに対して、防空システム「パトリオット」の提供を約束したのに対して、ポーランドはドイツに対して、同システムをウクライナに提供するよう要請していると発言していた。また、24日には、ポーランドのモラヴィエツキ首相が、ドイツがポーランドに供与を約束した防空システム「パトリオット」をウクライナ領の西側国境付近に配置すれば、ウクライナ西部の空を守ることができ、ポーランドへの戦争の流入を防ぐことができると発言していた。