「ロシアはこれまで安全の保証を有していた」=独外務国務大臣

ドイツのリントナー外務国務大臣は、ロシアはこれまであらゆる保証を有していたのに、ロシア自身がそれを拒絶したとの見方を示した。

リントナー独外務国務大臣が米国営放送「アメリカの声」ウクライナ語版へのインタビュー時に、マクロン仏大統領による「ロシアが協議テーブルに戻った時には同国の安全の保証が必要」との発言に対してコメントした

リントナー氏は、「第一に、現時点で、私は、ロシアからもプーチンからも、プーチンが本当に協議を行う準備があることを示す一切の兆候、シグナルを見ていない。彼が協議と呼んでいるものは、強制される平和のようなものだ。また、NATOロシア基本議定書を見たら、そこには諸国がNATO加盟国になれることが説明されているが、NATOはそれらの国々には恒常的に大型の部隊は配備しないことになっている。つまり、それはすでにロシアの安全への一定の保証だったのだ」と発言した。

これに先立ち、マクロン仏大統領は12月3日、ロシアの対ウクライナ戦争のためには、何らかの「ロシアの安全の保証」を提供することが必要だと発言していた。