ゼレンシキー宇大統領、カナダによる地対空ミサイル「ナサムス」購入に謝意表明

ウクライナのゼレンシキー大統領は、カナダのトルドー首相に対して、ウクライナのために地対空ミサイル「ナサムス(NASAMS)」を購入するとの発表につき謝意を伝えた。

10日、ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「親愛なるトルドー加首相よ、あなたの民主主義と人権の防衛における真のリーダーシップが、再び鮮やかに証明された。私たちの空の防衛を支援してくれてありがとう。カナダによって私たちのために購入されるナサムスは、私たちの町と国民にとっての強力な盾となる」と書き込んだ。

また、カナダ政府の本決定につき、アナンド加国防相は10日、ツイッター・アカウントにて、「朝、オレクシー・レズニコウ宇国防相と話して、防空システムがウクライナの優先課題であると直接聞いた。そのため、カナダはウクライナに提供するために米国でナサムスを購入している」と伝えた

アナンド氏はまた、これはカナダが提供する初の防空システムとなると強調し、さらに「ロシアの残酷な攻撃を考慮すると、この防空システムはウクライナの自治体や重要インフラを無人機、ミサイル、空爆から守るのに役立つことになる」と指摘した。

その他同氏は、ナサムスは非常に高い性能を有しており、ウクライナの防衛への重要な追加となるとし、「カナダは、広範な軍事支援を提供しつつ、今後もウクライナの人々による、ロシアの違法でいわれのない侵攻との戦いを支え続ける」と伝えた。