米国、同盟国によるウクライナへの戦車提供発表を支持
米国のカービー・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は、バイデン大統領はポーランド、英国、その他の同盟国によるウクライナへの主力戦車提供の発表を完全に支持していると発言した。
13日、カービー戦略広報調整官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
カービー氏は、国際社会がウクライナ支援の追加的手段の模索において、「信じられない連帯」を示していると述べた。そして、同氏は、バイデン米大統領はいくつかの国による類似の声明は、国際社会のそのような立場を強化するのみだと考えていると伝えた。
同氏はまた、来週(1月20日)ドイツにて、さらなる対ウクライナ支援の道を定めるために、ウクライナ防衛問題コンタクトグループ(ラムシュタイン会議)会合が開かれることを喚起した。
また、同日、ライダー米国防省報道官は、記者会見時に、米国は戦車を含む重装備のウクライナへ提供するという同盟国・パートナー国のイニシアティブを支持していると発言した。
ライダー氏は、「私たちは、私たちの国際同盟国・パートナー国が、戦車を含めてウクライナに提供できる防衛能力はどんな種類のものも完全に支持している」と発言した。
同時に同氏は、その際に考慮されている主な要因の1つが、ウクライナ軍人の訓練のための機会の確保、またその提供される装備のためのサービスだと指摘した。その点で同氏は、「ウクライナに提供し得る能力については、私たちはあらゆる案を検討し続ける」と発言した。
同氏もまた、本件は1月20日のドイツで開かれるラムシュタイン会議会合にて協議されていくと述べた。同時に、同会合の参加者たちの注意は、防空システムとその弾薬の提供にも向けられるだろうとも発言した。
その他同氏は、現在ウクライナ軍部隊の歩兵戦闘車「ブラッドレー」の訓練実施の準備が行われていると伝えた。同氏はその際、その戦闘車は、まずドイツに届けられ、そこでウクライナ人が総合・合同演習の一環で訓練を受けることができるようになると指摘した。同訓練は、来週にも始まるという。
11日、ポーランドのドゥダ大統領は、同国は、国際的な連合が設置されて、その一環で要件が満たされたら、ウクライナへと独製主力戦車「レオパルド2」を提供すると発言していた。また同日、英国政府は、初めてウクライナへの主力戦車提供の意向を認めていた。