英国、ウクライナに12両の戦車提供の予定=報道
英サン紙は、英国政府は、ウクライナに主力戦車チャレンジャー2を12両提供すると報じた。
14日、サンが政府内匿名関係者の発言をもとに報じた。
報道には、「スナク英首相は、春の攻勢に先立ち、戦車中隊をウクライナへ送ることがサン紙によって明らかになった。装甲車は、ロシア軍が約1年前の侵攻の瞬間から奪った領土を取り返すための努力の一環として届けられる」と書かれている。
首相府関係者によれば、スナク英首相は14日にゼレンシキー大統領に対して、この計画を伝え、「私たちの行動が言葉よりも雄弁であるようにしたい」と述べるのだという。
英製主力戦車「チャレンジャー2」は、まず4台がすぐに東欧へ送られ、その後少し後にさらに8台が送られることになるのだという。
また、スナク氏は今週、防衛・安全保障関係機関責任者と協議を行っており、彼らにウクライナへの戦車提供を作戦上の優先事項とするよう伝えたのだという。
その他、ゼレンシキー宇大統領は14日、ツイッター・アカウントにて、スナク英首相と電話会談を行ったと発表した。
ゼレンシキー氏は、「常に強力な英国のサポートは、今や鉄壁となり、チャレンジの準備ができている。スナク首相との対話の中で、私は、戦場で私たちを強めるだけでなく、その他のパートナー国にとって正しいシグナルとなる決定につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
これに先立ち、11日、英国政府は、初めてウクライナへの主力戦車チャレンジャー2提供の意向を認めていた。
その他、11日、ポーランドのドゥダ大統領も、ポーランドは、国際的な連合が設置されて、その一環で要件が満たされたら、ウクライナへと独製主力戦車「レオパルド2」を提供すると発言していた。また12日、ハーベック独副首相兼経済・気候保護相は、ポーランドからウクライナへの主力戦車レオパルド2の提供を、製造国ドイツが許可しないことで破綻させることは看過できないとの見方を示している。