英国、新たな対ウクライナ軍事支援を発表
英国のウォレス国防相は16日、これまでで最大規模となるウクライナに対する新たな軍事支援パッケージの内容を発表した。
ウォレス英国防省が英議会下院にて発表した。
ウォレス氏は、「今日私は、ウクライナの成功を加速させるための、現時点での最大となる軍事支援を発表することができる」と発言した。
同氏が発表した今回の支援の内訳は以下のとおり。
主力戦車チャレンジャー2 14両
自走榴弾砲AS90 8台
装甲輸送車ブルドッグ含む、装甲車 100台
地雷除去用パッケージ(総額2800万ポンド)
無人機 数十機
榴弾砲砲弾 10万個
防空ミサイル スターストリーク含む、「洗練されたミサイル」 数百個
ウクライナの戦車・歩兵戦闘車のための部品
またウォレス氏は、戦車と自走榴弾砲は、一部は在庫から引き渡し、一部は購入すると伝えた。
さらに同氏は、「今日のパッケージは、ウクライナの能力の大きな拡大である。それは、彼らが現存(局面)から、ロシア軍の追放(局面)へと移行できることを意味する」と強調した。
ゼレンシキー宇大統領は、今回の発表を受けて、ツイッター・アカウントにて、謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、「戦車、装甲輸送車、榴弾砲。正にウクライナが自国の領土一体性を回復するために必要としているものだ」と書き込んだ。
さらに同氏は、スナク英首相、ウォレス英国防相、英国民に対して、「専制体制に対する共通の勝利への強力な貢献」につき謝意を表明した。
これに先立ち、スナク英首相は14日、ゼレンシキー宇大統領との電話会談時に、英国政府がウクライナに主力戦車「チャレンジャー2」を提供する決定を下したことを伝えていた。