レズニコウ宇国防相、ウクライナ軍人への独製戦車レオパルト運用訓練が始まると発表
ウクライナのレズニコウ国防相は20日、第8回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)では、ウクライナへの主力戦車提供の決定は発表されなかったが、その分野での「突破」があったと発言した。
レズニコウ国防省が米国営放送「アメリカの声」へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「『突破』がある。それは、レオパルトを保有する国々が私たちの戦車兵のための訓練ミッション、コースを始める機会のことだ。私たちはそこから始めて、その先に進んでいく」と発言した。
同氏はまた、ドイツが自国内の落ち着いた協議の実施の末にウクライナへの戦車提供の決定に至ることを期待しているとも述べた。その際同氏は、「私はそれを楽観的に見ている。なぜなら、最初の一歩が行われたからだ。レオパルト2の訓練プログラムを始める」と発言した。
同氏は、戦車訓練の合意に至ることができたのは、レオパルト2とチャレンジャー2を保有するポーランドと英国のおかげだと指摘した。
これに先立ち、ピストリウス独国防相は20日のラムシュタイン会合では、ウクライナへ西側戦車を供給する決定は採択されなかったと発言していた。
なお、同日、プリスタイコ駐英ウクライナ大使は、ウクライナ軍人はまもなく英国でチャレンジャー2の運用訓練を始めると発言していた。