米ホワイトハウス、対ウクライナ主力戦車提供問題における独政府の立場にコメント

米国のカービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報担当調整官は21日、ウクライナに対する独製主力戦車レオパルト2提供を巡る議論につき、ドイツ政府は「自国のプロセスの作業をしているところ」だとコメントした。

カービー調整官が米国営放送「アメリカの声」へのインタビュー時に前日の第8回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の結果にコメントする形で発言した

カービー氏は、「私たちは、ドイツがレオパルト戦車に関する自国のプロセスの作業をしている。それは素晴らしい戦車であり、非常に強力なもので、ウクライナ人に過度の訓練を要求しないものだ。ドイツがその方向に進みたがるのであればだが。しかし、そこが鍵である。それはドイツが決めることだ」と発言した。

同氏はまた、パートナーが手を捻り上げたり、押したり、丸め込んだりすることはないと述べ、「私たちは、各国が、自分たちが提供できるものを、彼らにとって適した大きさ、規模で、提供できる時に、提供できる場所で提供することを望んでいる。そして、それはドイツが決めるべきことだ」と指摘した。

加えて同氏は、ドイツは全面戦争開始時に始めたウクライナに対する支援を現在増やしており、「財政指摘支援の観点からは、ウクライナの財政支援国の世界における主導的な国の1つ」になっていると指摘し、同盟国はドイツの貢献を高く評価していると補足した。

同氏は、「私たちは、ウクライナの防衛を支援することのできる各国が、今支援することが重要だと思っている。この冬とおそらく春のウクライナ軍の決定的な需要の1つは、装甲車だ。ドンバス地方において彼らが遂行している戦闘の種類は、戦車を加え得るものだが、必須なわけではない。しかし、ウクライナの人々は、追加的戦車を真に必要としている」と発言した。