ゼレンシキー宇大統領、ショルツ独首相に主力戦車レオパルト2の提供につき謝意表明
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ドイツ連邦共和国のショルツ首相と電話会談を行い、独政府によるウクライナへの独製主力戦車レオパルト2提供の決定につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ドイツの主力戦車、さらなる防衛支援と訓練ミッション、パートナー国への同様の武器供与の青信号付与(編集注:許可を出したの意)。先ほど、ショルツ独首相との話で、これらの重要かつ時宜を得た決定について聞いた。ショルツ首相とドイツの全ての友人に心から感謝している」と書き込んだ。
また、シビハ宇大統領府副長官(外政担当)は、フェイスブック・アカウントにて、同電話会談につき、「『戦車の祝福』。先ほど行われたゼレンシキー大統領とショルツ首相の対話を私はそのように形容する。大統領は、自身の誕生日に、ドイツ側から、戦車レオパルト2供与開始の決定について確認を得ることとなった(編集注:1月25日にはゼレンシキー大統領の誕生日)。また、第3国へ、私たちへの同様の戦車提供の許可を付与する決定についてもだ。操縦士の訓練もすぐに始まる」と伝えた。
同氏はまた、「自分たちの独立だけでなく、全自由世界のために戦っている国の大統領にとって、これ以上のお祝いの言葉は、あり得ない」と指摘し、また他の首脳からも類似の「祝福」メッセージが届くことを確信していると発言した。
これに先立ち、ドイツ政府は25日、ウクライナへと主力戦車「レオパルト2」を提供する決定を採択したと公表していた。
今回の決定は、ウクライナのために迅速にレオパルド2の2個大隊を集めることが目的であり、第一歩としては、ドイツ軍の倉庫から、レオパルド2A6を14両提供するという。また、その他の欧州パートナー国もレオパルト2を提供すると伝えられた。
ウクライナ軍人の訓練は、近々ドイツで始まり、支援には、ロジスティック、弾薬、サービスも含まれていると発表された。
写真:大統領府