ショルツ独首相、ウクライナとの間で、西側武器のロシア領での不使用につき同意があると発言
ショルツ独首相は、西側諸国の提供する武器はウクライナ領解放のためだけに使われなければならず、ロシアへの攻撃には使ってはならないことにつき、ウクライナとの間にコンセンサスがあると発言した。
ショルツ独首相が独ビルトへのインタビュー時に発言した。
ショルツ氏は、「それについてコンセンサスはある」と発言した。
同氏はまた、プーチン露大統領によるウクライナに対するドイツ戦車提供に関する批判に反論し、「彼の言葉は、彼が自らのウクライナ侵攻の正当化のために利用している一連の非常識な歴史の比較の一部である。しかし、その戦争は、どうやっても正当化はできない。(中略)私たちの同盟国とともに、ウクライナが自衛できるように、私たちはウクライナに戦車を送る」と発言した。また、同氏は、その供与は米国をはじめ同盟国との緊密な調整のもとで行われているものだと補足した。
同氏はその際、「そのような共同のアプローチは、戦争のエスカレーションを予防する」と発言した。
その他同氏は、自身がウクライナに対する武器供与に消極的だとする批判に関して尋ねられると、「私たちは、理性を維持し、全ての決断を非常に丁寧に検討していく。そうでなければ無謀であり、危険である」と発言した。
これに先立ち、1月25日、ドイツ政府は、ウクライナ軍へと主力戦車「レオパルト2」を提供する決定を採択したと公表していた。