長射程ミサイル「エイタクムス」供与の決定はまだない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、ウクライナに対する長射程ミサイル「エイタクムス」の供与可能性の協議は継続中であり、具体的な決定はまだないと発言した。

ゼレンシキー大統領がビルニュスでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「そういうやりとりはある。今のところ決定はない。そういう質問は提起しない方が良い。人々、軍人、皆の期待がある。思うに、大切なのは、まず行動して、それから、それがどのように行われたかについての情報を共有していくことだ。私たちには、複雑な決定があり、私は、それにつきバイデン大統領に感謝している」と発言した。

これに先立ち、サリヴァン米大統領国家安全保障担当補佐官が12日、バイデン米大統領はゼレンシキー大統領とウクライナへの長射程ミサイルに関して協議を継続する、バイデン氏はその問題を熟考し続けると発言していた

また、米ニューヨークタイムズ紙は11日、ホワイトハウス内では、ウクライナに対する長射程ミサイル「エイタクムス」の供与可能性に関する議論が静かに行われていると報じていた。