米国、主力戦車「エイブラムス」を9月にウクライナへ引き渡す予定=報道

政治ニュースメディア「ポリティコ」は、米国の主力戦車「エイブラムス」のウクライナへの到着が9月になる可能性があると報じた。

ポリティコが6人の計画に詳しい人物の発言をもとに報じた

予定では、8月に複数両のエイブラムスがドイツに送られることになっており、そこで最後の改修が行われることになっているのだという。その後、最初の一団がウクライナへ送られるという。

報道では、ウクライナに送られるのはM1A1であり、最新のものではないが、それでも場合によっては機密の劣化ウラン装甲を含め、最も機密性の高い技術が取り除かれることになると書かれている。

送られる最初の一団は、6〜8両の戦車となる。米国は、合計で31両を送る予定(1個大隊)。

戦車運用開始の前には、ウクライナ軍人の10週間の訓練が終わらねばならないが、同訓練はドイツのグラーフェンヴォーア陸軍基地にて31両の訓練用戦車を用いたものが行われており、これが8月には終了する予定だという。

また、米国は、欧州の同盟国と共に、戦闘で損傷した機材の修理のための修理企業の設置に向けて作業をしているという。