米国、ウクライナとの安全保証の二国間協議を今週開始へ

米国のミラー国務省報道官は7月31日、米国は今週ウクライナとの間で同国の安全の保証に関する協議を始めることを認めた。

ミラー報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ミラー氏は、「その協議は今週始まる」と述べ、現段階の議論はオンライン形式で行われることになると補足した。

またミラー氏は、G7諸国は6月のビルニュスでの会合の際にウクライナ政府との間で安全保障分野の長期的なウクライナ支援に関する二国間協議を行う義務を自らに負ったことを喚起した(編集注:G7首脳によるウクライナ支援共同宣言採択を指す)。

同氏はさらに、それによりウクライナ軍に自衛能力と将来の潜在的侵略を抑止する能力を提供し、さらにウクライナ政府が経済を回復させ、自国民を守り、欧州大西洋空間への統合を希求する能力を確保することになると説明した。そして同氏は、そのプロセスは米国が定期的にウクライナに提供している支援とは別途行われていくものだと強調した。

その他同氏は、米国政府は同プロセスを2つの方向性で見ているとし、「1つ目は、彼らのロシア侵略に対する抵抗努力を支える安全保障分野の支援だ。そして、2つ目は、将来のロシア侵略に対するよく指摘効果をもたらしうる、ウクライナ軍の長期的展望を創設することだ」と発言した。

これに先立ち、G7首脳は6月12日、ビルニュスにてゼレンシキー大統領と共に、ウクライナへの長期支援に関する「ウクライナ支援に関する共同宣言」を発出していた

写真:大統領府