米国、新たに2億ドルの対ウクライナ安保支援発表

米国のブリンケン国務長官は14日、ウクライナに対する総額2億ドルの新たな安全保障支援を発表した。

国務省広報室が伝えた

ブリンケン国務長官は、「今日私たちは、自国領と自国民を守るウクライナを支えることを目的に、次期安全保障支援パッケージを発表する。このパッケージは2億米ドルからなり、(中略)防空弾薬、火砲砲弾、対装甲兵器、追加地雷除去設備を含む」と伝えた。

また同氏は、ロシアがウクライナ民間人を殺害していること、また飢餓を武器として利用し、「ウクライナの民間港湾と穀物インフラを破壊」していることを非難した。

同日、米国防省広報室は、今回の支援内容の詳細を公表した

発表された今回の安全保障支援パッケージの内容は以下のとおり。

・防空システム「パトリオット」追加弾薬

・高機動ロケットシステム「ハイマース」追加弾薬

・地雷除去装置・システム

・155ミリ・105ミリ口径弾薬

・120ミリ口径戦車弾薬

・TOW対戦車ミサイル

・「ジャベリン」など携帯式対戦車ロケットシステムと弾薬

・牽引・運搬車両37台

・水トレーラー車58台

・1200万弾以上の小火器弾薬と手榴弾

・障害物除去用弾薬

・予備部品、メンテナンス、その他現場装備品

ゼレンシキー宇大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、今回の米国の支援につき謝意を表明した

ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領、米議会、米国民に、新しい2億ドルの防衛支援につき感謝している。防空システムのミサイル、火砲弾薬、地雷除去のためのシステム、対戦車武器が防衛戦力の力に加わる。共通の勝利へのさらなる1歩前進だ!」と書き込んだ。

写真:ウクライナ参謀本部