米国、ウクライナへの弾道ミサイル供与の決定は採択せずも、検討を継続

米国のカービー・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は20日、ウクライナへの戦術弾道ミサイル「エイタクムス」の供与につき決定は採択されていないとしつつ、他方で本件は政権内でも、ウクライナとの間でも引き続き検討されていると発言した。

カービーNSC戦略広報調整官がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「エイタクムスについては、私が言えるのは、大統領が述べたことだが、エイタクムスは検討から外されていないということだけである。私たちは、ここや、関係機関間でもこの具体的な兵器システムについてで協議を続けているが、しかし、決定は採択されていない」と発言した。

その他同氏は、本件はウクライナ側とも話し合っていると発言した。

さらに同氏は、米国は同盟国や友好国と一緒にウクライナへ装備品を提供していると指摘し、「第一に、ウクライナ軍人が要請しているものは全て、その反転攻勢の実施のために必要なものであり、彼らは米国からも私たちの同盟国や友好国からも受け取ってきた。第二に、過去18か月、私たちはその可能性を発展させてきた」と発言した。

なお、ロイター通信は20日、米政権関係者情報をもとに、米国は3億2500万ドルの新しい対ウクライナ軍事支援パッケージを発表する予定だと報じていた