「米国はウクライナとの兵器の共同生産を決定」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、米国がウクライナと共同で防空システムを含む兵器を共同で生産するという歴史的決定を下したと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて米国訪問の結果を報告した。
ゼレンシキー氏は、「武器と防空システムをはじめとする防衛システムの共同生産という米国の歴史的決定がある」と伝え、それは最近まで全くもってファンタジーだったが、今後はそれが現実となると指摘した。
また同氏は、「私たちはそれを現実にする。国のために働いている一人一人がだ。そして、それがウクライナの防衛産業の新しい、はるかに強力な質となる」と強調した。
さらに同氏は、それはウクライナ国民と米国民の両方にとっての新しい雇用を生むのであり、経済への大きな貢献となる決定だと指摘した。
その上で同氏は、バイデン米大統領とそのチーム、そして「自由を大切にし、ウクライナを支える」米国民一人一人に対して謝意を伝えた。
同氏は、「私たちは明確な展望を有している。私たちがすでに合意したものだ。ロシアの侵略の再来を防ぐためのウクライナの新たな強さという展望だ」と発言した。
これに先立ち、ウクライナ戦略産業省は21日、米国企業と防衛産業協力覚書を締結していた。