ロシアはハマスにウクライナで鹵獲した銃器を少数提供した=宇情報総局
ウクライナ国防省傘下情報総局所属のユソウ氏は10日、ロシアはハマスに対してウクライナで鹵獲(ろかく)した銃器を少数提供したと発言した。
ユソウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ユソウ氏は、「少数の銃器の話だ。ウクライナ安全保障・防衛戦力は、戦闘で重火器、装備品を大量に獲得しており、その際占領軍の銃器も得ている。大変残念ではあるが、銃器の文脈では、侵略軍側にもそのような事例はある」と発言した。
そして同氏は、ロシアは、国際社会でウクライナに対する情報心理作戦を行い、友好国や同盟国からのウクライナ支援を弱体化する目的で、ハマスに密輸ルートを使って個別の武器を提供したと指摘した。
同時に同氏は、類似の特殊作戦には準備が必要であり、迅速に実現されるものではないとも指摘し、「事前に予定された行動であるのは明白」だと発言した。
また同氏は、ハマスへの武器の引き渡しにおいて、ロシアのいわゆる「民間軍事会社」が用いられた可能性があるとも指摘した。