ゼレンシキー宇大統領、バルヒレヴィチ氏を新しい参謀総長に任命

ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、セルヒー・シャプタラ氏を参謀総長職から解任し、アナトリー・バルヒレヴィチ氏を新たな参謀総長に任命した。

大統領府ウェブサイトに関連大統領令第65/2024第66/2024が掲載された。

また同日ゼレンシキー大統領は、夜の動画メッセージの際に、同更迭につき報告した。

ゼレンシキー氏は、「今日、私たちの防衛・安全保障戦力司令官とルステム・ウメロウ国防相との会合を開いた。会合の結果、私は、ウクライナ軍参謀本部の幹部の交代を行なった。私は、セルヒー・シャプタラ中将のこの戦争2年間の従事に感謝している。新しい参謀総長には、オレクサンドル・シルシキー総司令官の提案を受けて、アナトリー・バルヒレヴィチ少将を任命した。経験のある人物で、この戦争の課題とウクライナの目的を理解している」と発言した。

また、同氏は、シルシキー総司令官が同日、副総司令官候補を決めたとし、「私は関連大統領令に署名する」と伝えた。そして、「また、参謀総長の副長も決められた。皆、戦闘経験あり、専門性があり、一人一人が前線の明確な知識とウクライナ軍人の真のニーズを把握している」と発言した。

なお、アナトリー・バルヒレヴィチ氏は、2023年10月19日以降、ウクライナ軍領土防衛部隊の司令官を務めてきた人物。

写真:大統領府