「ロシアにとって不愉快なサプライズとなる」=ホッジス元米軍高官、シルシキー新ウクライナ軍総司令官任命にコメント
ホッジス元米国駐欧州陸軍司令官は、オレクサンドル・シルシキー氏がウクライナ軍の新しい総司令官に任命されたことにつき、ロシア人にとって戦場における「不愉快なサプライズ」となるだろうとの見方を示した。
ウクライナ国防省系メディア「アルミヤインフォルム」が伝えた。
ホッジス氏は、ゼレンシキー大統領によるシルシキー総司令官の任命につき、ウクライナは困難な人事を行ったと指摘した。
その際同氏は、「ヴァレリー・ザルジュニー将軍が効果的な司令官であり、兵士や社会から尊敬され、同盟者もよく知り、尊敬していたことから、それはウクライナ大統領にとって困難な決定だった」とコメントした。
同時に同氏は、ゼレンシキー氏は、全てのことに責任があるのであり、それは彼の特権だと強調した。
そして同氏は、「特に民主的社会では、司令官の立場に、ウクライナに最大の勝利のチャンスをもたらすと彼が思う人物を据えること(編集注:は特権)だ。オレクサンドル・シルシキー氏は、当然、大統領がウクライナ軍の指揮を執らせるべく選んだ将校である。それは美容コンテストでなければ、人気合戦でもない。大統領がこの戦争局面にとってより適したと考える将校を選んだのだ。彼は戦士であり、経験を有しており、賢い。私は、ロシア人がウクライナ軍のトップにさらに能力ある司令官を目にすることを全くもって不幸なことだと思っている」と発言した。