英国は数千の無人機をウクライナに供与する=英政府

英国は、ラトビアと共に、無人機提供連合を率いて、ウクライナに対して、FPV無人航空機をはじめとする、数千の無人機をウクライナに供与する。

15日、英国政府広報室が発表した

シャップス英国防相は、「英国は、ウクライナが必要するものを提供するためにあらゆる可能なことを行っている。私たちは今年、25億ポンドまで支援を拡大し、2億ポンドを無人機生産に充てる。それにより、私たちはウクライナの最大の無人機供給国となる。今日私たちはさらに前進する。英国とラトビアがウクライナにとって重要な無人機能力を構築するための国家連合を共同で率いていくことを発表できることを誇りに思う」と発言した。

同氏はまた、パートナーたちは、この戦争でウクライナに自衛し、この戦争に勝利するために必要な能力を与え、プーチンの違法で野蛮な野心を失敗させることを確実にする、と伝えた。

政府発表にはまた、「これは、今月1月に(スナク)首相が発表した2億ポンドのドローン・パッケージから始められる最初のプロジェクトである。これにより英国は、ウクライナのために数千のFPV無人機を、英国製造業などに、発注する」と発表した。

その他、15日のブリュッセルにおける北大西洋条約機構(NATO)国防相級会合の際、シャップス英国防相は、同僚と「ウクライナ支援の進捗状況、NATOの戦闘計画、防衛産業能力の増強、7月のワシントンNATO首脳会議への準備」について協議するという。

またシャップス氏は、会場で13か国のNATO加盟国とスウェーデンの同僚と会談し、弾薬・ミサイル調達に焦点を当てた2つの多国間イニシアティブに署名するという。これは、欧州大西洋地域全体の防衛産業能力を高め、迅速に備蓄を補充し、ウクライナ支援を継続することを目的としたものだと説明されている。

これに先立ち、1月12日、英政府は、英国は2024〜2025年の対ウクライナ軍事支援として25億ポンドを拠出することを発表していた。この内少なくとも2億ポンドはウクライナのための軍事無人機(偵察用、長距離攻撃用、無人水上艇を含む)の調達・生産に向けられ、無人機の大半は英国で生産されると伝えていた。