デンマークからの戦闘機F16が夏までにウクライナに現れることを期待=デンマーク首相
デンマークのフレデリクセン首相は23日、同国がウクライナに供与する戦闘機「F16」は、今年の夏までにウクライナに届けられると発言した。
ウクライナ西部リヴィウを訪問したフレデリクセン首相が、ゼレンシキー宇大統領との両国間安保協定締結後の共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フレデリクセン氏は、「私たちは皆、デンマークがそれら戦闘機をオランダ、ベルギー、米国と協力して提供しようとしていることを非常に嬉しく思っている。(中略)私は、近々、夏までには、ウクライナの領空でF16を見られることを期待している」と発言した。
同時に同氏は、F16のウクライナへの供与が遅れているのは、技術的な問題のみによるものであり、それの解決のためには時間が必要だと説明した。その際同氏は、「なぜなら、それら戦闘機のサービスのためには真剣なインフラが必要なのであり、またF16のための訓練は、その他のどんな武器システムよりも、はるかに長いからだ」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナ航空機操縦士の訓練は8月に始まったものであり、「非常に迅速で、非常に良く」訓練は行われていると指摘した。
ゼレンシキー大統領は同記者会見時、ウクライナは同盟国からF16を今年中に受け取るが、供与は段階的に行われると述べた。
同氏はその際、「フレデリクセン・デンマーク首相は、私たちが、戦闘機の最初の一群の一部を、数か月以内、夏季には受け取ることになると発言した。そう、私たちは、合意に従い、一部を受け取ることになる」と発言した。
そして同氏は、それまでに操縦士、技術チーム、インフラの準備ができることになると伝えた。
また同氏は、「私は、航空機受け取りに関するワーキングプランを目にした。それは、半年ごとに分けられている。しかし、これ以上はあなた方に話すことはできない」と発言した。