ウクライナにとっての弾薬購入にはより多くの資金が必要=チェコ外相
チェコのリパフスキー外相は3日、ウクライナのための弾薬購入にはより多くの資金が必要だと発言した。
リパフスキー外相がブリュッセルでの北大西洋条約機構(NATO)外相級会合の開始前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
リパフスキー氏は、「私たちは、その弾薬のためにより多くの資金を必要としている」と述べた。
また同氏は、ロシアは今もウクライナが前線で使えるよりはるかに多くの弾薬を生産できるのであり、ウクライナはより多くの弾薬が必要だと述べ、チェコの弾薬購入イニシアティブはこの状況を改善することを目的としていると伝えた。
さらに同氏は、今回の会合の際に同僚たちに対して、同イニシアティブに加わっていない国に対して、加わって貢献するよう説得していくと述べた。
同氏は、ウクライナのためにすでに購入した弾薬の数は明かさなかったものの、「はるかに多くなる」可能性を示唆した。
ストルテンベルグNATO事務総長による、今後5年間で1000億ユーロ相当の対ウクライナ支援を供与するというイニシアティブについては、同氏は直接は回答せず、本件は分析が必要だと指摘し、より広い視点を持つと良いと発言した。
その際同氏は、「私たちは、その計画を見て、国内を含めて、議論せねばならない」と発言した。
その他同氏は、チェコはロシアの影響力に対抗する特別方策についても同僚たちと話をすると述べた。なお、先週、チェコの情報機関が、ロシアからヴィクトル・メドヴェチューク氏の支援を受けた、欧州議会選挙を前にEU内の民主主義を弱体化させることを目的としたネットワークを摘発していた。