「パッシブディフェンス」のおかげで露軍攻撃を受けた変電所の半分の機材が助かった=ウクライナ電力会社総裁

ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」のクドリツィキー総裁は4日、最近のロシア軍による変電所への攻撃の際に、「パッシブディフェンス」と呼ばれる施設への強化防護のおかげで、機材の半分以上が助かっているとし、今後も「パッシブディフェンス」システムの構築を続けると発言した。

クドリツィキー総裁がウクルインフォルムにコメントした。

クドリツィキー氏は、「防護は実力を示した。施設の半分以上が最近の攻撃の際の破壊から救われた」と発言した。

そして同氏は、ウクルエネルホ社は「パッシブディフェンス」システムを今後も増強していく計画があると伝えた。

同時に同氏は、「それは一度限りのプロセスではなく、迅速なものでもない。それは、甚大な建造物であり、その構築には、甚大な財政的、人的リソースが必要なものだ」と説明した。

これに先立ち、今年2月、ウクライナの地域発展・インフラ省(復興省)は、日本からウクライナに対して、重要インフラ施設をロシア軍の攻撃から守るための防護材が1800個供与されたと発表していた