ゼレンシキー宇大統領、国際会議で防空システム供与を呼びかけ

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ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ウクライナへ毎日ミサイルが飛来している中で、毎日同国に対して新しい防空システムを提供すると述べられているとし、現実をその発言に合致させなければならないと強調した。

リトアニア首都ビルニュスを訪れたゼレンシキー大統領が三海域イニシアティブ首脳会議での演説の際に発言した。大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー氏は、「本日未明、侵略国ロシアは、ウクライナの電力施設に対してミサイルとイラン製無人機を組み合わせた攻撃を行った」と報告した。

同氏はまた、ロシア軍のその攻撃の軌道はウクライナの重要インフラへのダメージを最大化することを計算したものだったとし、さらにロシアはハルキウ、キーウ、オデーサ、リヴィウといった町を攻撃し、標的の1つはポーランド国境の近くだったと発言した。

そして同氏は、「残念ながら、それが私たちの地域の日課となっている。そのような攻撃も、私たちの防空強化が不可欠だという呼びかけもだ。毎日ミサイルが飛んでくる中、毎日私たちは、ウクライナに新しい防空システムを提供するという話を聞いている。毎日ロシアのテロがハルキウや他の町を停電させる中、毎日私たちは、もうすぐ新しい支援が来るという話を聞いている。良い加減に現実を発言に合致させなければならない。ロシアのテロに真の損耗を加えなければならない」と発言した。

さらに同氏は、危険の中にあるのはウクライナだけでなく、ロシアの全ての隣国なのだと指摘した。

なお、11日、ゼレンシキー大統領はリトアニアを訪問した。ビルニュスでは、ゼレンシキー氏は、ナウセーダ・リトアニア大統領、ドゥダ・ポーランド大統領、パヴェル・チェコ大統領、ヨハニス・ルーマニア大統領、タマーシュ・ハンガリー大統領、ミツォタキス・ギリシャ首相、リンケーヴィチ・ラトビア大統領と会談。また、ラトビアとの間で二国間安全保障協定を締結した

写真:大統領府