ドイツ、ウクライナに防空システム「パトリオット」をさらに1基提供へ

ドイツは、ウクライナに対して防空システム「パトリオット」をさらに1基、最短期間で送ることを決定した。

ドイツ国防省がソーシャルメディア「X」アカウントで発表した

発表には、「ドイツは、ウクライナ がさらなる空からの攻撃から自衛できるように同国に対して緊急に『パトリオット』システムをさらに1基提供する。これは、すでに提供されたシステムや提供される予定のシステムに加えられるものである」と書かれている。

ドイツのピストリウス国防相は、ロシアによるウクライナへの空撃がさらに増加していることに関連して、ドイツ政府はウクライナの防空を強化することを決定したと伝えた。同氏はまた、ロシアの空からのテロが続いており、人命とインフラに脅威をもたらしており、またウクライナ軍の能力にも脅威となっていると発言した。

ウクライナのゼレンシキー大統領は、テレグラム・チャンネルにて、ドイツのショルツ首相と重要な話をしたと発表し、ショルツ氏にドイツによるウクライナへの「パトリオット」とすでにある防空システム用のミサイルの提供の決定につき謝意を伝えたと報告した

ゼレンシキー氏はまた、決定的な時のウクライナへの支援につき謝意を伝えた上で、その他の国の首脳にもこの事例にならうよう要請した。

さらにゼレンシキー氏とショルツ氏は、今後ベルリンで開催されるウクライナ復興会議「URC2024」の準備につき協議した。

その他ゼレンシキー氏は、スイスで6月に開催される第1回「平和サミット」の準備についても報告した。