米国務省、ウクライナへの長射程ミサイル「アタクムス」の公表なしの供与を認める
米国のパテル国務副報道官は24日、米国はウクライナに長射程ミサイル「アタクムス」を前回の安保支援パッケージの際に供与していたと発言した。
パテル副報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
パテル氏は、「ええ、私は、米国が大統領指示でウクライナにより長射程の『アタクムス』を提供したことを認められる」と発言した。
同氏はまた、バイデン大統領は2月にウクライナの主権領土で使用するためにウクライナに対してそのミサイルを送るよう、安保問題チームに非公表の指示を出していたと明らかにした。その際同氏は、発送は3月12日に米国が発表した支援パッケージの際に行われており、そのミサイルは今月ウクライナに到着したと説明した。
そして同氏は、「私たちはウクライナの要請を受けてウクライナの作戦上の安全を確保するために、それを公表しなかった」と発言した。
これに先立ち、24日、米ポリティコが、米政権は3月にすでに長射程ミサイル「アタクムス」をウクライナに供与しており、ウクライナは先週同ミサイルを被占領下ウクライナ領クリミアに対して使用したと報じていた。